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Gマークの取り方

GマークについてGマークのメリット取得までの期間注意事項申請前に確認しておく事準備するもの実行していく順番認定要件

このホームページは、Gマークを取得するためのやり方を掲載しています。本来Gマークの取得には、貨物自動車運送事業安全性評価基準申請案内を参考に準備をするのですが、それだけではわかりにくいので、補足説明をしながら準備を進めていくように作成しました。このホームページの説明だけでは不十分なところも多々あるかと思いますが、Gマーク申請にお役立てください。

Gマークについて

これからの貨物自動車運送事業は、今まで以上に”安全性”の視点から優良な事業所が選ばれる時代です。そこで、全国貨物自動車運送適正化事業実施機関「社団法人全日本トラック協会」(以下、「全国実施機関」という)では、平成15年7月から利用者がより安全性の高い事業者を選びやすくするための環境整備を図るため、事業者の安全性を正当に評価し、認定し、公表する「安全性優良事業所」認定制度をスタートさせました。
「安全性優良事業所」認定のシンボルマークは、好評化を得た事業所にのみ与えられる”安全性”の証しです。

平成20年度貨物自動車運送事業安全性評価事業申請案内より抜粋

上記のように、これからの運送会社にとって、”質”を問われる時代です。中小零細企業にとって、ISO9000シリーズ(品質マネジメントシステム関係の国際標準化機構による国際規格)の取得が難しいといわれていますが、『だからといって何もしていないわけではない』という会社にとって、Gマークは自社の品質基準をアピールする非常に有効な手段と言えます。
また、運送会社として法令や規則で定められている”やらなければならないこと”が不十分だと感じている会社にとって、このGマークの取得を目指すことで社内の法令整備ができます。

取得にかかる費用は、備品を揃えるのと申請に行く交通費だけで、取得そのものは0円です。また、ほとんどの作業は事務所が行う作業ですので、運転手さんの協力は一部です。したがって、会社がやる気になればすぐにとれる資格となっているのが、Gマークの最大の特徴と言えるでしょう。

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Gマークのメリット

Gマークを取得すると、次のようなメリットがあります。

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取得までの期間

Gマークの申請案内が配布されるのは、平成20年では5月12日~6月30日でした。申請期間は平成20年では7月1日~7月14日でした。申請案内を手に入れてから申請まで最大で2ヶ月と2日しかありません。申請に必要な資料は『安全性に対する取組みの積極性』です。Gマークでもっとも多くの資料を必要とするものが申請には必要なわけですから、少なくとも4月くらいから準備していく必要があります。申請案内は、各トラック協会支部に問い合わせると、去年のものをくれますので、それに従って準備をしていきましょう。

申請したのち、巡回指導があります。これは各会社によって時期が違いますので、巡回の時期については各トラック協会支部に問い合わせましょう。

評価結果は、12月中に通知があります。認定されていれば、翌年1月1日から2年間の認定期間となります。

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注意事項

まず、このホームページは平成21年1月に作成しております。したがって、平成20年度貨物自動車運送事業安全性評価事業申請案内を資料としています。申請をする前に、申請年度の申請案内をよく確認してください。年度によって内容が一部変わっている可能性があります。

Gマークは、申請書類の配布時期、申請期間、認証日、有効期間が定められており、まず重要なのは申請書類の配布期間と申請期間です。この2点を必ず確認してください。各トラック協会支部で教えてくれます。また、その時にGマークの資料請求を一緒に行ってください。(平成20年度の配布期間は5月12日~6月30日、申請期間は7月1日~7月14日でした。)

Gマークを取得するにあたって、申請資格があります。以下の内容を確認してください。

  1. 事業開始後(運輸開始後)3年を経過していること。
    ※営業所が開設され、事業を開始してから3年以上経過していること。
  2. 配置する事業用自動車の数が5両以上であること。
  3. a.虚偽の申請、その他不正な手段等(以下、「不正申請等」という)により申請の却下または評価の取り消しを受けた事業所にあたっては、当該却下または取り消しに係る申請年度後2事業年度を経過していること。
    b.不正申請等により認定の取り消しを受けた事業所にあっては、取り消し後2年を経過していること。
  4. 認定後、認証マーク及び認定ステッカー等(以下、「認定証等」という)の偽造もしくは変造または不正な使用により是正勧告を受けた事業所にあっては、当該是正勧告の履行状況が確認され、及び偽造変造にかかる認定証等の提出を受けた日後3年を経過していること。
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申請前に確認しておくこと

Gマークを取得するにあたって、絶対必要なものとして以下のものははずせません。以下のものがクリアできない場合、Gマークの取得はあきらめざるを得ません。Gマークを取得するなら、以下の項目は申請前にクリアしておいてください。

  1. 労災保険、雇用保険の加入
  2. 健康保険、厚生年金保険の加入
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準備するもの

  1. 貨物自動車運送事業安全性評価事業申請案内(各トラック協会支部に言えば無料で取り寄せてくれます。)
  2. ファイル(市販のもの。あまり薄くないほうがいいです。5cm程度がよいと思います。)
  3. インデックス(市販のもの。文房具屋で売ってます。)
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実行していく順番

では、実際に実行する順番を説明します。

Gマークは以下の構成で審査が行われます。

  1. 安全性に対する法令の順守状況
    事業計画等
    帳票類の整備、報告等
    運行管理等
    車輌管理等
    労基法等
  2. 事故や違反の状況
    事故の実績
    違反(行政処分の実績)
  3. 安全性に対する取組の積極性
    事故防止対策マニュアル等を活用している
    事業所内で安全対策会議(安全に関するQC活動を含む。)
    荷主企業、協力会社または下請け会社との安全対策会議を定期的に実施している
    自社内独自の運転者研修等を実施している
    外部の研修期間・研修会へ運転者等を派遣している
    特定の運転者以外にも適性診断(一般診断)を計画的に受信させている
    安全運行につながる省エネ運転を実施し、その結果に基づき個別の指導教育を実施している
    定期的に「運転記録証明書」を取り寄せ、事故、違反実態を把握して、個別指導に活用している
    ISO9000シリーズを取得している
    過去に行政、外部機関、トラック協会から、輸送の安全に関する表彰を受けたことがある
    その他輸送の安全に関する自主的、積極的、独創的、先進的または高度な取り組みを実施している

この中で、申請時に必要なのは3番の安全性に対する取組みの積極性です。これをファイルに入れて作っていきます。ちなみに1番と2番は巡回のときに確認するところなので、申請したあとからでも時間が十分あります。したがって、3番を先に作るのが良いと思います。

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認定要件

Gマークの認定を受けるためには、以下の項目をすべてクリアする必要があります。

  1. 評価項目(100点満点)の評価点数の合計点数が80点以上であること
  2. 各評価項目において下記の基準点数を見たしていること
    1.安全性に対する法令の順守状況・・・・・・・・・・・・・・・・・32点(40点満点)
    2.事故や違反の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21点(40点満点)
    3.安全性に対する取組みの積極性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・3点(20点満点)
    ※安全運輸マネジメント取り組み事項を選択した場合は12点(20点満点)
  3. 法に基づく認可申請、届け出、報告事項が適正になされていること
  4. 社会保険等への加入が適正になされていること
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